「免許は取ったけど、まだツーリングに行く勇気が出ない…」 そんなあなたへ。
この記事では、18〜40代のバイク初心者や教習所通学中の方に向けて、初めてのツーリングを不安から“ワクワク”に変えるための知識と準備をやさしく解説します。
必要な装備や持ち物、安心できるコース選びのコツ、安全運転の基本まで、一日ツーリングを楽しむための“リアルな知識”をまるごとご紹介。読めば「これなら行けそう!」と背中を押される内容です。
なんで怖い?ツーリング初心者の不安ベスト3と解決法

筆者も初めてのツーリング前夜は眠れませんでした。エンストしないか、道を間違えないか、グループに迷惑をかけないか──。
国土交通省の調査でも、免許取得後のライダーの6割以上が「自信がない」と回答しています(※1)。実際、初めての公道ツーリングでは、交通状況や道路の状態、ナビの操作など、意外なところで戸惑うものです。
そして「自分だけが不安なのでは?」と思いがちですが、実は誰もが通る道。あなたが感じているその不安は、決して特別なものではありません。
不安ベスト3と解決策:
- 操作ミスや転倒が怖い
→ 近所の広場でUターンや坂道発進、ブレーキの感覚を軽く練習しておきましょう。特に低速バランスは転倒防止に直結します。練習場所がなければ、教習所の卒業検定コースを再訪してみるのもおすすめです。 - 道に迷うのが不安
→ スマホナビ+紙地図のダブル対策が効果的です。ナビはバイク用アプリ(例:ツーリングサポーターなど)を使用すると、休憩ポイントも表示されて便利。事前にストリートビューで確認しておけば、初めての道でも安心感が増します。 - 一緒に行く人に迷惑をかけないか不安
→ 出発前に「初心者なのでゆっくりめでお願いします」とひと声かけるだけで、周囲の対応がぐっとやさしくなります。実際、経験者ライダーの多くは初心者とのツーリングを歓迎してくれます。むしろ「初心者だからこそ一緒に走りたい」と言ってくれる人もいるほどです。
初心者ならではの不安を「準備」と「共有」で解消することが、楽しいツーリングへの第一歩になります
※1:国土交通省「二輪車利用環境の現状と課題」(2023

これだけあれば安心!ツーリング持ち物リスト【初心者版】

「何を持っていけばいいか分からない…」そんなあなたに、厳選した持ち物をご紹介します。ツーリングは身軽さも大事ですが、「備えあれば憂いなし」。持ち物の工夫ひとつで、安心感も楽しさもぐんとアップします。
| 持ち物 | 理由 |
|---|---|
| スマホホルダー | ナビを見るときに便利、安全運転にも貢献。視線移動が減り事故防止にも役立つ |
| モバイルバッテリー | ナビ・連絡・写真撮影すべての命綱。1〜2回分の充電ができる容量が理想 |
| レインウェア | 山間部は急な雨が多いため。コンパクトに収納できるタイプが◎ |
| 水分・軽食 | 熱中症・疲労回復の対策に。エネルギーバーや塩分タブレットもおすすめ |
| 現金(特に小銭) | 自販機・トイレ・駐車場など意外と必須。カード非対応の場所も多いため要注意 |
あると便利なもの:
- 予備グローブ:雨や汗で濡れたとき用の替えがあると快適
- タオル・ウェットティッシュ:汗ふき・汚れ落とし・メット内の清掃にも使える
- 簡易工具セット:ミラーのゆるみやナンバープレートの緩みなど、軽整備に対応可
- 携帯ポーチ or タンクバッグ:小物の整理に便利で荷物の出し入れもスムーズ
よくある失敗:
「スマホだけでOKと思っていたら電池切れ→ナビ不能に…」→ モバイルバッテリーはマスト!
また、「急な雨でずぶ濡れ→コンビニで高価なレインコートを購入」なんてこともよくあります。天気予報が晴れでも、レインウェアは必ず持参しましょう。
そして、長時間のライド中は小さなストレスが積み重なりやすいため、タオルや予備グローブのような“快適装備”が、思った以上に活躍してくれます。
初心者こそ、「少し余裕ある装備」が安全にも気持ちにも効いてきますよ。
迷わず楽しむ!初心者向けツーリングコースの選び方と例

最初のツーリングは、”遠く” より “安全” が最優先。走り慣れていないうちは距離よりも、精神的・物理的な余裕を持てるコースを選ぶことが大切です。国交省の調査でも、道の駅など休憩スポットが多いコースは初心者満足度が高いとされています(※2)。
初回は「目的地に着く」ことよりも「安全に帰ってこられること」を重視するのが正解。交通量や信号の多さ、コンビニや給油所の有無など、事前にGoogleマップで確認しておきましょう。
※2:観光庁「道の駅と地域観光に関する調査」(2022)
安心コースの条件:
- 片道30〜50kmほどの短距離(往復でも100km以内が理想)
- 信号や交通量が少ない、見通しのよい郊外のルート
- 休憩しやすい道の駅・公園・コンビニが1時間ごとにある
- 高速道路や渋滞スポット、複雑な交差点を避けられる
- 初心者歓迎のバイクスポットがあるとベスト(駐輪場あり・バイク乗り歓迎など)
初心者向けコース例:
- 神奈川:道志みち(信号少・景色◎・バイク専用駐車場もあり)
- 千葉:房総スカイライン〜鴨川(アップダウンが少なく初心者向き)
- 京都:美山ふれあい広場(道の駅併設・ライダーの聖地として有名)
- 大阪北部:箕面〜妙見山ルート(交通量控えめ・自然が豊か)
- 福岡:志賀島一周コース(景色良好・信号少なめ)
ワンポイント:
出発前にGoogleストリートビューで道の雰囲気をチェックしておくと、緊張がグッと減ります。また、「道の駅バイクスタンプラリー」などに参加すると、旅の目的ができて楽しさ倍増!
もし不安が強い場合は、まずはバイクで近所のカフェや公園まで行ってみる“ミニツーリング”から始めて、自信を積み重ねていきましょう。
マスツー初心者はココに注意!ルール・マナー・トラブル回避術
仲間と走る「マスツーリング」は、バイクの楽しさをさらに広げてくれるもの。しかし同時に、集団走行には特有のマナーやルールがあり、初心者にとっては戸惑う場面も多いのが現実です。特に速度や隊列の乱れが原因で起きる事故は、初心者が巻き込まれるケースが少なくありません。
JAFの安全ガイドライン(※3)にも、集団走行の安全を保つための基本ルールが明記されています。マスツーでは“みんなで楽しむ”ために、自分の走り方を意識的に整えることが大切です。
※3:JAF「マスツーリングの安全ガイドライン」(2022)
知っておくべきマナー:
- 千鳥走行(互い違いに走る)で視界と車間距離を確保
- 無理に追い越さない・車間を詰めない・ついていかない
- 休憩のタイミングや給油ポイントは事前に全員で共有し、無理のないスケジュールを立てる
- 走行前のブリーフィング(軽い打ち合わせ)を行い、合図や合流ポイントを確認する
- トンネルやカーブでは不要な加速や追い越しは控える
初心者の心がけ:
- 事前に「初めてなのでペースはゆっくりお願いします」と伝えるだけで、先輩ライダーも配慮してくれる
- 初参加の場合は、先頭や真ん中よりも最後尾のポジションが安心(焦らず走れる)
- 手信号やウィンカー操作のタイミングを再確認しておく
- 不安な点があれば出発前に遠慮せず質問をすることも大事
トラブル事例:
- 「無理についていこうとしてカーブでオーバーラン」→ 自分のペースを守るのが最大の安全対策!
- 「集合場所が分からず一人だけ遅れてしまい、気まずくなった」→ 事前の場所・時間確認を入念に!
- 「トイレに行きたかったけど言い出せなかった」→ 休憩時の自己申告は遠慮しないでOK
マスツーでは“周囲との調和”が鍵。気を遣いすぎず、けれど最低限のマナーを守ることで、楽しくて思い出に残るツーリングになるはずです。
立ちゴケ防止にも!初心者向け安全装備と運転のコツ

「装備にどこまでお金をかけるべき?」と悩む方も多いですよね。はじめての装備購入はワクワクする一方で、「本当に必要なのはどれ?」「予算はどれくらい?」と迷うもの。実は、最初に揃える装備は“万が一の転倒”から身を守る命綱でもあります。
警察庁の統計によれば、プロテクター入りジャケットを着用しているライダーは、事故時の重傷率が30%以上低下したというデータもあり(※4)、軽装での運転がいかにリスクを高めるかがわかります。
※4:警察庁交通局「二輪車の事故分析と装備の重要性」(2021)
最低限そろえたい装備と費用感:
| 装備 | 推奨価格帯 |
|---|---|
| ヘルメット(フルフェイス) | 2万〜4万円 |
| ジャケット(プロテクター入り) | 1万5千〜3万円 |
| グローブ(春夏用) | 3千〜8千円 |
| ライディングシューズ | 8千〜1万5千円 |
特に初心者に多いのが、ヘルメットやグローブを“見た目”で選んでしまうこと。しかし、価格よりも「安全規格の認定マーク(PSC・SGなど)」があるかどうかが重要な判断ポイントになります。
また、季節によって快適性も大きく変わるため、春夏用・秋冬用で分けて準備すると、ツーリングの満足度もぐっと高まります。たとえばメッシュジャケットや通気性の高いグローブは夏場の熱中症対策にも有効です。
さらに、長時間のライディングでは振動や風圧による疲労が蓄積されやすいため、体にフィットした装備を選ぶことで疲労軽減にもつながります。装備は「安全性+快適性」のバランスで選ぶのがコツです。
初心者に多い転倒ポイント:
- 信号停止時の足元確認不足(砂利やマンホールに注意)
- Uターンでのバランス崩れ(ハンドルを切りすぎる・目線が下がる)
- 停車時に地面の傾きやスロープに気づかず足を取られる
- バイクを降りた直後の取り回しでのバランスミス(重心の急変動に注意)
安全運転の3か条:
- 目線は「遠く+広く」:常に先を予測しながら走ることで、突然の障害物にも落ち着いて対応できるようになります。
- 急ブレーキ・急加速は避ける:バイクは車よりも急な操作に弱く、特に初心者は転倒しやすいためスムーズな操作が鉄則。
- 無理な追走より、自分のペースを守る:グループ走行でも自分の技量を超えないことが安全への近道です。
安全装備は“備え”ではなく“前提”。安心してバイクライフを楽しむための基本投資と考え、あなたに合った信頼できるアイテムをじっくり選んでいきましょう。

まとめ|不安をワクワクに変えて、初めての一歩を楽しもう!

- 初心者が感じやすい「不安」の正体とその対処法を紹介
- 必須&あると便利なツーリング持ち物リスト付き
- 初心者にやさしいコースの選び方と具体例を提案
- マスツーリング前に知っておきたいマナーとトラブル対策
- 初心者向け装備の選び方と、安全に走るためのポイントを解説
バイクのツーリングは、風や景色をダイレクトに感じられる最高の趣味です。車では味わえない“自由”や“開放感”がそこにはあり、日常を抜け出してリフレッシュできる特別な時間となります。
最初の一歩は誰だって不安です。転倒の心配や操作ミス、周囲のライダーとのペースの違い…。でも、それはすべてのライダーが通ってきた道。だからこそ、しっかりとした準備と少しの勇気があれば、きっと「思い切って出かけてよかった!」と胸を張って言える経験になります。
今回紹介したように、基本的な装備や持ち物、安心できるコース選び、安全運転のコツを押さえておけば、不安は確実に軽くなります。そして、それが「楽しさ」や「達成感」につながっていくのです。
まずは短距離、少人数のミニツーリングから。朝の爽やかな時間に、近所のカフェまで走ってみるだけでも、新しい世界が広がるはず。あなたのペースで、あなただけのバイクライフを、ぜひ今日から始めてみてください。
