長いブランクを経て、もう一度バイクと向き合うあなたへ。
「どんな装備を揃えれば安心?」「昔と今で何が違うの?」
そんな不安や戸惑いを感じていませんか?
リターンライダーにとって、装備選びは「安全」と「快適さ」を手に入れるだけでなく、新しい自分に生まれ変わる第一歩でもあります。
この記事では、バイク歴30年以上(ブランク20年含む)の筆者が、自身の経験をもとに選び抜いた**“変われる装備選び”5つの鉄則**をお届けします。
「またバイクに乗ってよかった」と、心から思えるように。
あなたのバイクライフを、今からもう一度始めましょう。
リターンライダーに必要な装備一覧と選び方の基本
リターンライダーにとって装備選びは、「安全な再スタート」のための第一歩です。
かつての経験があるとはいえ、今の装備事情を知らなければ、不安や戸惚いがあって当然だと思います。
実際、私自身がリターンしたときも「普通のジャンバーでも大丈夫かな?」と一瞬考えたのですが……結果的に心配なので“今の基準”の安全な装備を一新しました。
現代のバイク装備は、安全性・快適性・操作性のバランスが飛躍的に向上しており、それを知らないまま再び走り出すのは危険です。
ここでは、まず抑えておくべき装備の基本を整理し、選び方の指針を提示します。
安全で快適なバイクライフを再スタートするために、必要な知識を一緒に確認していきましょう。
必要最低限のバイク装備:何を揃えるべきか?
リターンライダーがまず揃えるべきは、「走るたびに身につける装備」です。
具体的には、以下の4点が基本セットになります。
- ヘルメット:頭部を守る最重要装備。SGマークやJIS規格など、安全基準を満たしたものを選びましょう。
- ジャケット:走行中の風圧・転倒時のダメージ軽減に役立ちます。季節に応じた素材選びもポイント。
- グローブ:手の保護と操作性の確保に必須。素材や形状によって快適性が大きく変わります。
- ブーツまたはライディングシューズ:くるぶしを守り、バイクの操作性を高めます。日常使いもできるデザインが増えています。
これら4点に加えて、できれば「プロテクター」や「レインウェア」も揃えておくと安心です。
「まずは何を揃えたらいいの?」と迷ったときは、上記の4点を軸にして選んでいきましょう。
昔の装備はNG?今の装備基準と安全性の違い
「昔使っていたヘルメット、まだ使えるかな…?」と感じた方もいるかもしれません。
しかし、安全性の観点から言えば、昔の装備は“基本的に使用不可”と考えるべきです。
理由は以下の通りです。
- 経年劣化:ヘルメットの内装やシェルは5年〜7年で劣化するとされています。見た目がきれいでも内部が劣化している可能性があり、使用を続けるのは危険です。とくにプラスチック類は加水分解によって脆くなるため、10年や20年といった長期間の使用は不可能と考えましょう。
- 安全規格の変化:現在のヘルメットは、SGマーク、JIS、SNELLといった最新の安全基準を満たしている必要があります。古いモデルでは、これらの基準に適合していないこともあります。
- プロテクターの進化:かつて存在しなかったCE規格のプロテクターが、現在では標準装備として採用されています。肩・肘・背中・胸部の保護性能が格段に向上しており、安全性は大きく進歩しました。
「昔の装備にも愛着がある」という気持ちはよくわかります。
しかし、命を預ける装備だからこそ、感情ではなく現実を優先すべきです。
プロテクターは本当に必要?今こそ知っておくべき進化のポイント
リターンライダーにとって、プロテクターは「見た目がダサいから不要」というものではなく、「命を守るための必須装備」です。
特に中高年層では、転倒によるダメージが若年層よりも深刻になりやすく、備えとしての重要性が増しています。
現在の装備は以下のような進化を遂げています。
- CE規格の採用:欧州の厳しい安全基準「CE Level1・Level2」が、ジャケットやパンツ、単体プロテクターに導入されています。
- 着脱式プロテクター:プロテクター単体での購入・入れ替えが可能で、着心地や保護部位をカスタマイズできます。
- 通気性と軽量化:夏でも快適に着用できるよう、通気孔の多い素材や軽量構造が主流です。
「プロテクター=重くて暑い」というのは、もはや過去のイメージです。
筆者が愛用している3シーズンジャケットには、胸部・背中・肩・肘のプロテクターが標準装備されており、それでいて驚くほど軽く、蒸れにくい設計になっています。
「かっこよさ」よりも「安心感」を優先することで、バイクライフの自由度はさらに広がります。
最初に揃えるべき装備3選:ヘルメット・グローブ・ジャケット
リターンライダーが最初に揃えるべき装備として、とくに優先度が高いのは「ヘルメット」「グローブ」「ジャケット」の3点です。
この3つを先に整えることで、基本的な安全性と快適性を確保でき、安心してバイクに乗り始めることができます。
それぞれの選び方のポイントを以下に整理しました。
ヘルメット
- 安全規格を確認:SGマーク、JIS、SNELLなどの規格をクリアしたものを選ぶことが前提。
- 形状の違いを理解する:フルフェイスは最も安全性が高く、高速道路利用が多い方におすすめ。ジェットは視界や通気性が良く、街乗りに向いています。
- サイズ選びが重要:試着は必須。少しきつめくらいがベストで、頬が押されるくらいの密着感が理想です。
グローブ
- 季節に応じた素材を選ぶ:夏はメッシュ素材、冬は防風・防寒機能付きのものを選びましょう。
- 保護機能も忘れずに:ナックルガードや掌側の補強があると安心。転倒時の怪我を大きく軽減します。
- 操作性とのバランス:指の可動性やスイッチ操作のしやすさも大切なポイントです。
ジャケット
- プロテクター内蔵が基本:胸部・背中・肩・肘など、必要な部位にCE規格のプロテクターが入っているか確認。
- 3シーズン対応モデルが便利:春・秋・初冬まで幅広く使えるタイプがコスパも高くおすすめです。
- フィット感と動きやすさ:ライディングポジションでの動作を妨げないカッティング設計かも要チェック。

失敗しない装備選びの5つのポイント
リターンライダーにとって、装備選びは「もう一度安全に楽しく乗るための再出発」です。
しかし、何を基準に選べばよいのか、昔とは大きく異なる現在の装備事情に戸惑う方も多いでしょう。
ここでは、筆者の体験を交えながら、失敗しないための5つのポイントを解説していきます。
装備選びに迷っている方の道しるべになれば幸いです。
安全性と快適性は両立できる?機能重視の選び方
まず押さえておきたいのが、「安全性と快適性は両立できる」ということです。
昔の装備は、重くて通気性も悪く、着心地に難があるものが多かった印象があります。
ですが、今のライディングギアは安全性と快適性は両立できます。現代の素材技術により、軽くて通気性に優れる装備が増えています(例:Aerostichのテキスタイルスーツの軽量&防水構造)
例えば、筆者が選んだグローブは、ナックルガード入りながらメッシュ素材で通気性も良く、夏場でも蒸れにくい設計でした。
機能性を重視して選べば、「暑さで脱ぎたくなる」「疲れるから着たくない」といった事態も避けられます。
「安全=我慢」ではなく、「快適=続けられる安全」だと考えてみてください。
高ければ安心?中価格帯で十分な理由
高価な装備はたしかに高機能ですが、それが「自分にとって必要か」は別問題です。
筆者の経験上、「高ければ安心」ではなく、「自分に必要な機能」を見極めることが重要です。国内外で中価格帯(1万円台後半〜3万円台)の装備でも、CE・SNELL・JISなどの安全基準を満たすものは多く、性能重視なら十分です。ただし、最新モデルの価格帯は販売地域やブランドにより異なる点には注意が必要です。
実際、筆者が選んだヘルメットは、国産メーカーの中価格帯フルフェイス。
SG規格とJIS規格をクリアし、静音性・フィット感・内装の快適性も十分でした。
もちろん、高価格モデルはさらに上の快適性や機能を持っています。
ただし、「必要十分」を見極めることが、後悔しない選び方の第一歩です。
使用頻度と走行スタイルに合った装備選びとは
装備は「たくさん機能があればいい」ではなく、「自分の乗り方に合っているか」がカギです。
たとえば週末に近所を1〜2時間流す程度の方と、月1回長距離ツーリングに出かける方とでは、必要な機能が異なります。
装備は使用頻度や走行スタイルに合わせて選びましょう。通勤や近距離なら軽装備でOKですが、長距離や高速走行では防風・防水・疲労軽減機能がある装備が向いています(RevZillaなどでも推奨例があります)
以下のように選び方の指針を整理してみましょう。
- 短時間・近距離メインの人:軽量で脱ぎ着がしやすい装備。通気性と動きやすさ重視。
- 長距離ツーリング派:防風性・防水性・疲労軽減機能がポイント。プロテクターの有無も要チェック。
- タンデムあり:背中や肘のプロテクターが入ったジャケットが安心。会話しやすいヘルメットもおすすめ。
自分の使い方を具体的に想像して、それに合った装備を選ぶことで、無駄な出費も抑えられます。
年齢・体型に合ったサイズ感が命を守る
リターンライダー世代にとって、サイズ選びは単なる「快適性」だけでなく「安全性」に直結します。
「若い頃と同じサイズでいいだろう」と思って試着せずに買ってしまうと、プロテクターがズレたり、身体の可動域を妨げたりと、思わぬリスクが生まれます。
筆者も久々に装備を試着したとき、「Lだと思ってたけど、今はLLがしっくりくるな」と感じました。
年齢や体型に合ったサイズ選びは、安全性にも直結します。CE規格のプロテクターは正しい位置にあることで最大の保護力を発揮するため、試着で肩・肘・背中の位置がずれていないか確認が必要です
店頭で必ず試着し、以下のポイントをチェックしましょう。
- 肩・肘・背中のプロテクター位置がズレていないか
- 立ち姿勢とライディング姿勢の両方で苦しくないか
- ヘルメットは動いたときにズレないか
身体に合った装備こそが、いざという時に命を守ってくれます。
デザインより実用性?派手すぎないモデルの魅力
装備を選ぶとき、「見た目も大事だけど、派手すぎるのはちょっと…」と感じる方も多いのではないでしょうか。
特に中高年ライダーの場合、落ち着いた色味やシンプルなデザインを好む傾向があります。
筆者自身、昔は赤や青の鮮やかなジャケットを選んでいましたが、今はグレーやネイビーなど「街にも溶け込むデザイン」がしっくりきます。
最近では、シンプルで高機能なモデルが増えており、見た目と実用性のバランスを取るのも難しくありません。
「家族からの目線も気になるし、派手すぎるのは避けたい…」という方には、派手さを抑えたモデルが心強い味方になります。
装備別の選び方ガイド:これを見れば安心
リターンライダーが再スタートを切るにあたり、まず抑えておきたいのが「装備の選び方」です。
中でも、ヘルメット・ジャケット・グローブ・ブーツといった基本装備は、単なる身だしなみではなく、身を守る“防具”としての役割を担っています。万が一の事故の際、これらの装備があるかないかでダメージの大きさがまったく違います。
ここでは、私の経験を交えながら、それぞれの装備についてどこを見て選べば良いのか、具体的なポイントをご紹介します。
安心してバイクを楽しむために、自分のライフスタイルや体型に合った装備を選びましょう。装備にかける投資は、自分の命と快適さへの保険だと考えてもいいかもしれません。
ヘルメット選びの基本:安全規格と形状に注目
ヘルメットは、言うまでもなく命を守る最重要装備です。
ヘルメットを選ぶ際には、PSCマーク(国内販売に必須)を満たした製品であることが前提です。また、より高い安全性を求めるならSGマーク(任意で最大1億円補償)、JIS規格(任意の上位基準)、さらに厳格な**SNELL規格(世界的にも最も高水準)**などがあるモデルを選ぶと安心です。
リターンライダーには、以下の3タイプが候補になります。
- フルフェイス:最も安全性が高く、風切り音や雨風も防げる。高速走行やロングツーリングに向く。防寒性にも優れ、冬場の走行にも適している。
- ジェット(オープンフェイス):開放感があり、視界も広い。街乗りや短距離におすすめ。夏場の暑い時期でも比較的快適。
- システム(シールド開閉型):フルフェイスとジェットの良いとこ取り。眼鏡使用者にも便利。通話機器やインカムとの相性も良い。
見た目の好みも大切ですが、長時間かぶっていても疲れにくいか、フィット感はどうかなど、実際に店舗で試着してみることをおすすめします。
ジャケットは3シーズン対応がベストな理由
ジャケットは、快適さと安全性のバランスが求められる装備です。
リターンライダーにおすすめなのは、春・夏・秋に対応する「3シーズンジャケット」。
通気性を確保しつつ、脱着式のインナーやプロテクターを装備できる点が魅力です。最近では、肩・肘・背中にCE規格のプロテクターが標準装備されているモデルも多く、手軽に安全性を確保できます。
日本国内ではプロテクターに対する国家規格がまだ整備されていないため、安全性の指標として欧州のCE(EN)規格が広く使われています。肩・肘・膝の保護にはEN 1621‑1、背中にはEN 1621‑2、胸部にはEN 1621‑3が適用され、特に衝撃吸収性能が高いLevel 2認証ならより強力な保護が期待できます。
- 素材選び:テキスタイル系は軽量で洗いやすく、街乗りにもぴったり。メッシュ系は通気性が高く、夏場に最適です。
- 機能性:防水・防風・インナー脱着機能があると、天候に応じて柔軟に対応できます。
- サイズ感:バイクの乗車姿勢に合わせて設計されているか確認しましょう。体を前傾にしたときでも背中が出にくい構造が理想です。
選ぶ際は、普段着の上に着ることを考慮して、少し余裕のあるサイズを選ぶと快適に着用できます。
グローブは素材とフィット感で選ぶのが正解
グローブは、滑り止めや転倒時の手の保護だけでなく、操作性にも大きく関わる装備です。特に、クラッチやブレーキ操作を繰り返すライダーにとっては、操作性の良し悪しが走りの快適さを左右します。
- 素材の違い:
- レザー:耐久性・安全性に優れるが、通気性はやや劣る。手に馴染んでいく楽しさも。
- メッシュ:通気性抜群で夏に最適。洗濯もしやすいのが利点。
- ハイブリッド:レザー×メッシュで季節を問わず使いやすい。万能タイプ。
- フィット感:手の甲と指先が自然に曲がるか試着し、握った状態で違和感がないか確認を。
- 安全性:ナックルガードやパームパッドがあると、転倒時の衝撃を和らげてくれます。
また、スマホ対応のタッチパネル操作が可能なモデルも多く、ナビや連絡の操作が手袋をしたままできると便利です。
ブーツ・シューズ:歩きやすさと防御性能のバランス
足元の装備も侮れません。
「スニーカーでもいいかな?」と思いがちですが、転倒時に真っ先に地面に接するのが足周りです。バイク専用に設計されたシューズやブーツは、くるぶしやかかとへの衝撃を吸収し、骨折やねんざのリスクを下げてくれます。
リターンライダーには、防御性能と歩きやすさのバランスが取れたモデルがおすすめです。
- バイク用ブーツ:くるぶしまでしっかりカバーされ、転倒時の捻挫や擦過傷を防止。ロングツーリングに向く。
- ライディングシューズ:スニーカー感覚で履けて、街乗りにも使いやすい。デザインもカジュアルで普段着に合わせやすい。
- シフトパッド付きモデル:シフトチェンジ時の靴の痛みを軽減し、操作性も向上。ペダル操作の安定感が増します。
実際に歩いてみて違和感がないかも重要です。ツーリング先で観光を楽しむなら、歩きやすさも考慮しましょう。
しっかりと足元を固めることが、安全なライディングへの第一歩です。
リターンライダーが陷りがちな装備選びの勝手な勘違い
久しぶりにバイクに乗ると、かつての記憶が一気によみがえりますよね。
でも、その懲かしさが装備選びの落とし穴になることも少なくありません。
特にリターンライダーは、昨日の感覚や装備を基準にしてしまいがちです。
ここでは、笔者自身の経験も交えながら、よくある勘違いとその危険性について解説します。
もう一度バイクと向き合うあなたに、後悔のない道具選びをしてほしいのです。
「古い装備でも大丈夫」は本当に危険
かつて使っていた装備を見て、「まだ使えそうだ」と感じる方も多いでしょう。
しかし、その判断こそが危険です。
現在の装備は、安全基準も大きく進化しています。
たとえば、ヘルメットなら「SGマーク」や「JIS規格」に適合していることが、安全性の前提となっています。
一見キレイでも、内部の緩衝材は加水分解して性能が落ちていることも。
「まだ使える」と「安全に使える」は、まったく別物なのです。
装備は見た目では判断できません。
とくに頭部や関節など、重大なダメージにつながる部分の保護具は、新しい基準で選び直すべきです。
選ぶ際には、日本国内で販売・使用するヘルメットには必ずPSCマークが付いていることをまず確認してください。PSCマークは日本の「消費者製品安全法」に基づく法定安全基準であり、未取得のヘルメットは販売そのものが禁止されています。また、SGマークは任意の認証ですが、万が一事故が起こった場合に賠償制度が付帯されるため、安心感を高める目安になります。さらに、JIS規格(125 cc以下用「JIS 1種」、排気量無制限「JIS 2種」)や、より厳しいSNELL規格を取得しているものは、耐衝撃性に優れた高品質モデルとして信頼できます。メーカーの公表情報で、どの規格を満たしているかを確認し、複数の基準に対応した製品を選ぶことをおすすめします。
「安物でいいや」が後悔を生む理由
バイクを再開する際、装備にかけるお金を抑えたい気持ちはよく分かります。
「どうせ週末だけだし…」と考えて、安価なアイテムを選びたくなるのも自然です。
ですが、安全装備は“命を守る最後の堤”。
筆者の知人には、ホームセンターで買った安価なグローブが雨で滑ってしまい、転倒して骨折した方もいました。
確かにすべて高級品でそろえる必要はありません。
ただし、価格だけで選ぶと、以下のようなリスクがつきまといます。
- 保護性能が不足:プロテクターが入っていない、または強度が不十分なケースが多い
- フィット感が悪い:サイズが合っていないと操作ミスや長時間の疲労につながる
- 耐久性が低い:頻繁に買い替えが必要になるため、結果的にコスパが悪化
中価格幅でも、安全性・快適性を両立するモデルは豊富にあります。
「価格」ではなく「使い続けられるか」「信頼できるか」で選ぶようにしましょう。
若者向けモデルが合わない中高年ライダーの現実
「売れ第モデル=自分に合う」とは限りません。
特に中高年のリターンライダーにとって、若者向けの波のあるデザインや細身のシルエットは異和感があることも。
筆者も試着時に「え、これ…似合ってる?」と自問したことがあります。
バイクは自己表現でもありますが、無理をしてまで若作りする必要はありません。
重要なのは「自然に馴じめるか」。
また、年齢を重ねると以下の点も装備選びに影響します。
- 体型の変化:若い頃よりウエストや肩囲りが変化している
- 動きやすさの重視:軽くて着脱しやすい装備が疲れにくく安心
- 視認性と落ち着いたデザイン:波ですぎず、周囲からも安心して見られるスタイル
「プロテクターはダサい」という思い込みを手放そう
昔のライダー文化では、「ノーガード=カッコいい」という風潮もありました。
でも、今の時代は違います。
むしろ、安全意識の高いライダーほど信頼されています。
筆者もリターン当初、「プロテクター付きってゴツすぎない?」と少し抗拒を感じていました。
でも実際に使ってみると、ほとんど気にならない。
最近のプロテクター装備は薄くて軽量、それでいて衝撃吸収性能も格段に上がっています。
たとえば、CE規格(ヨーロッパ基準)に準拠したプロテクターは、耐衝撃試験をクリアした安心設計。
しかもデザイン的にも、ジャケットやパンツにうまく内蔵されているものが多く、「いかにも守ってます感」がありません。
「安全性はカッコ悪い」ではなく、「安全こそ大人の余裕」です。
自分と家族の安心のためにも、プロテクターは積極的に選んでいきましょう。
【FAQ】装備選びでよくある質問とその答え
装備選びで迷うのは、誰しも通る道です。
ここでは、リターンライダーがよく抱える疑問に答えながら、納得感のある装備選びをサポートします。
選び方の基本を押さえれば、装備購入の失敗もぐっと減らせますよ!
どの装備から揃えるべき?
結論から言えば、最初に揃えるべき装備は「ヘルメット・グローブ・ジャケット」の3点です。
この3つは転倒時のダメージ軽減に直結し、安全性の要となるからです。
特にヘルメットは法律での着用義務がある上、事故時の生死を分ける重要な装備。
ジャケットとグローブは、「転んだときにまず地面に接触しやすい部位」を守る役割があり、夏でもプロテクター付きのものを選ぶべきです。
「昔のままの装備で乗り出してみたけれど、グローブの滑りが気になる」「ヘルメットの内装が劣化していて不安」……そんな声をよく耳にします。
まずは基本3点を優先し、必要に応じてブーツやパンツなどを段階的に揃えていきましょう。
ヘルメット選びの基本として、安全性を示す規格を理解することが重要です。こちらを参考にしてください:
- PSCマーク:日本国内でバイク用ヘルメットを販売・使用するには必須のマークです。PSC表示のないヘルメットは公道使用に適していないため、購入時には必ず確認してください。
- SGマーク:任意取得の安全規格ですが、事故による賠償制度(最高1億円)が付帯するため、安心感が得られます。有効期間は 購入から3年程度 ですので、期限切れに注意が必要です。
- JISマーク:さらに高い安全性能を示す任意規格です。「JIS1種」は125cc以下向け、「JIS2種」は無制限バイク向けです。排気量に応じた規格を選びましょう。
- SNELL規格:より厳しい衝撃試験と安全基準を持つ国際規格。性能を重視する場合には選択肢になります。
一番お金をかけるべき装備はどれ?
最もお金をかけるべき装備は「ヘルメット」です。
なぜなら、頭部は人間の最も重要な部位であり、バイク事故では致命的なダメージを受けやすいからです。
安全規格(SG、PSC、SNELLなど)をクリアしていることはもちろん、内装の快適性や静音性、通気性、重さも選定基準になります。
筆者はリターン直後、1万円台のヘルメットと3万円台のモデルを比較し、後者を選びました。
結果として「長時間のツーリングでの疲れ方」が全く違い、安心感と快適性に投資した価値を感じました。
価格帯としては、2万円〜3万円台の中堅クラスがバランス良くおすすめです。
「高ければいい」というわけではなく、自分に合うモデルを選ぶ視点が大切ですよ。
装備選びで絶対に失敗しないための心構えとは?
装備選びで失敗を防ぐコツは、「昔の感覚で判断しないこと」です。
かつての愛用装備や雑誌情報にとらわれていると、現在の装備事情とズレてしまいがちです。
リターンライダーがやりがちな失敗例としては、以下のようなものがあります。
- 昔の革ジャンをそのまま使う:プロテクター非搭載で安全性に不安
- ネットで安価な海外製品を衝動買い:サイズや安全基準に問題があることも
- デザイン重視で快適性を無視:走行中にストレスを感じる原因に
装備は「命を守る道具」であると同時に、「バイクライフを快適にするアイテム」でもあります。
「見た目より、今の自分に合った機能を重視する」という視点を持つだけで、選び方は大きく変わります。
心構えとしては、「今の自分に必要なもの」を見極める冷静さを大切にしましょう。
女性ライダーに合う装備はどこで見つかる?
女性ライダーにとって重要なのは、「サイズ感」と「デザイン性のバランス」です。
近年は女性専用モデルも増えてきており、以下のような取り扱いショップやブランドをチェックすると良いでしょう。
- RSタイチ レディースモデル:安全性とデザインのバランスが良い
- コミネの女性向けライン:コスパ重視派にもおすすめ
- バイク用品専門店(ナップス・ライコランドなど):試着しやすく、スタッフ相談もしやすい
- オンラインストア(Webike・2りんかん公式EC):レビューが充実しており参考になる
「男性用を着ていれば問題ない」という時代ではありません。
自分にフィットする装備を選ぶことで、乗っているときの安心感も増します。
「サイズが合わず動きづらい」「装備が浮いて見える」……そんな不安がある方は、一度店舗で実際に試着してみてください。
装備を変えるだけで、「バイクに乗る時間」がより自信に満ちたものになりますよ。
まとめ:リターンライダーの装備選びは今の基準で見直そう
今回は、バイク復帰を決意し、装備選びに迷っている方に向けて、
- リターンライダーに必要な基本装備と選び方
- 安全性・快適性を考慮した装備選びのポイント
- 装備ごとの最新基準とサイズ感の重要性
- 過去の常識と現代装備のギャップについて
上記について、筆者自身のリターン体験と装備選びの実例を交えながらお話してきました。
リターンライダーが再スタートを切るには、昔の記憶だけに頼らず、今の装備基準とライフスタイルに合った道具選びが欠かせません。
安全性・快適性・機能性が進化した現代の装備を選ぶことで、安心してバイクライフを楽しむ準備が整うはずです。
まずはヘルメット・グローブ・ジャケットから、今の自分にフィットする装備を一つずつ揃えてみましょう。
その選択が、あなたのバイク時間をもっと豊かに、もっと自由にしてくれるはずです。
