「友達は快適そうだったのに、自分だけお尻が痛くて全然楽しめなかった…」
「夏のツーリングで汗だく。冷感インナーの存在を知らずに後悔した」
「なんであの人はあんなに余裕そうなんだろう?」
そんなモヤモヤを感じたこと、ありませんか?
ツーリングを快適に楽しむためには、「疲労軽減」「季節対策」「便利グッズ」の3つに注目するのがポイントです。
これらは経験豊富なライダーたちが実感している“走りの質を変えるアイテム”であり、実際に筆者自身も長距離走行後の疲れやストレスを劇的に軽減できました。
必要なのは高価な装備ではありません。
自分のスタイルに合った「ちょうどいい快適アイテム」が、ツーリング体験をもっと楽しく、もっと自由なものへと変えてくれるのです。
この記事では、「快適さにもう少しこだわりたい」と感じている方に向けて、
- 長距離でも疲れにくくなる装備の選び方
- 夏や冬の気温対策に役立つアイテム
- 安全性と利便性を底上げする便利グッズの活用術
上記について、30年以上のバイク歴を持つ筆者の体験と失敗談を交えながら解説しています。
ぜひ参考にして、ご自身にぴったりの快適装備を見つけてみてください。
週末のツーリングが、もっと気持ちよく、もっと自由になりますよ。
【はじめに】「ツーリング=楽しい」は嘘?体験から学んだ快適装備の大切さ
「ツーリングは楽しい」。そう信じていた私が、ある夏の出来事でその考えを見直すことになりました。
バイクは自由で気持ちいい——その通りです。けれど、快適さを支える装備がなければ、その楽しさは長続きしません。
ここでは、筆者自身の実体験をもとに、「快適装備」の重要性をあらためてお伝えします。
真夏の国道で熱中症寸前…そこから学んだ装備の差
炎天下の国道、渋滞に巻き込まれてバイクが止まったままの時間が続きました。
走っていれば感じる風も止まり、ジャケットの中はまるでサウナ。
「あと少し…」と思いながらも、意識がぼんやりしてきて、これはまずいと日陰に逃げ込みました。
水をがぶ飲みし、なんとか回復。
そのとき友人が首に巻いていたネッククーラーを差し出してくれて、初めて「こういう装備の差が生死を分けることもある」と痛感したんです。
装備って、決して大げさな話じゃない。
身を守る意味でも、ツーリングを本当に楽しむためにも、快適さへの投資は必要不可欠だと知りました。
長距離走行で指が痺れた帰路。後悔した“あの選択”
秋のロングツーリング。
朝から300km以上走り、夕暮れ時に右手の指先にしびれを感じました。
握力も落ち、アクセル操作がぎこちなくなる始末。
「これは危ない」と思いつつ、当時はグリップの工夫もクルーズコントロールも知らず、ただ耐えるしかありませんでした。
帰宅後、同じコースを走った知人に話すと、彼はリストレストを使っていたとのこと。
「そんなに違うのか?」と半信半疑で導入してみたところ、次回のツーリングでは格段に楽に。
あのとき、もっと装備について知っていれば——。
そんな後悔が、今の私の発信の原動力になっています。
【分類で迷わない】快適装備は3カテゴリで考えると失敗しない
快適装備を選ぶ際に、選択肢の多さに圧倒されてしまう人も多いのではないでしょうか。
私自身、「これは必要?それとも贅沢?」と迷うことがよくありました。
そんなときに役立つのが、「疲労軽減」「気温対策」「利便性アップ」という3つのカテゴリに分けて考える方法です。
これはどんなライダーにも当てはまる、選び方の基本軸になります。
疲労軽減・気温対策・利便性アップで分類しよう
快適装備の選び方は、この3つの軸で考えると非常に整理しやすくなります。
- 疲労軽減系:
長距離走行での身体負担を減らすアイテム群。ゲルクッションやリストサポーター、クルーズコントロール(後付けも含む)などが該当します。 - 気温対策系:
季節ごとの気温差に対応するアイテム。夏なら冷感インナーやネッククーラー、冬なら電熱グローブやインナーが有効です。 - 利便性アップ系:
走行中や休憩時の使い勝手を良くする装備。スマホホルダーやインカム、USB電源などが挙げられます。
このように分類しておくと、「今の自分に何が足りないのか」「どのカテゴリから優先して揃えるべきか」が見えやすくなります。
また、装備選びの迷いも減り、効率的に予算を配分できますよ。
高額なアイテムを買う前に知っておきたい「選び方の順番」
快適装備は、すべてを一度に揃える必要はありません。
むしろ「優先順位」を見極めることが、賢い選び方のコツです。
筆者のおすすめは以下の順番です。
- 疲労軽減アイテム:
体への負担を減らせる装備は、走行中の集中力や安全性にも直結します。ゲルクッションや簡易クルコンはコスパも高く、最優先で検討すべきです。 - 季節対策アイテム:
夏・冬は装備によって快適性が極端に変わります。「次のツーリングがいつか」を基準に、必要な季節装備から選ぶと失敗しません。 - 利便性アップ系アイテム:
走行中の利便性は、慣れてくるほど重要性が増します。スマホホルダーやインカムは「持っていてよかった」と実感しやすい装備です。
高価な電熱装備や通信機器は、いきなりではなく、快適装備の「最後の仕上げ」として考えると良いでしょう。
「知らなかったから選べなかった」「知らないまま損していた」——そんな後悔をしないために、順序を意識した装備選びをおすすめします。
【疲れにくい装備】中年ライダーの味方!体への負担を減らす神アイテム5選
長距離ツーリングにおいて「疲れにくさ」は快適性の土台です。
特に中年ライダーやリターン組の方にとって、体への負担は無視できません。
私自身、Bonneville T120で日帰り300kmツーリングをした翌日に「腰が…」と呻いたことがあります。
しかし、装備を変えたことで劇的に変化がありました。
ここでは、実際に私が使って効果を実感した「疲労軽減アイテム」を5つ紹介します。
長距離ツーリングの救世主:ゲルクッションのすすめ
中年ライダーやリターンライダーにとって、ツーリング時の「腰の痛み」は切実な悩みのひとつです。
私自身、40代後半でバイクに復帰してからというもの、長距離走行後は湿布が欠かせませんでした。しかし、ゲルクッションを試してみたことで、その状況が大きく変わりました。「今日は湿布を貼らなくても大丈夫かも」と思える日が増え、最終的にはシート交換まで検討するようになったほどです。
とはいえ、いきなり高額なシート交換に踏み切るのはハードルが高いと感じる方も多いでしょう。そんな方にこそ、まずはゲルクッションの導入をおすすめします。
ゲルクッションの効果
ゲルクッションはシートの硬さを緩和し、走行中の振動を吸収してくれるため、特に下道を使った長距離移動でその効果を実感できます。お尻や腰にかかる負担が軽減され、疲労感が大幅に減少します。
価格帯は3,000円前後とリーズナブルで、導入のハードルも低め。コストパフォーマンスにも優れたアイテムです。
注意点とカスタムのすすめ
ただし、安価な製品の中には滑りやすかったり、固定力に乏しいものもあるため、選ぶ際には注意が必要です。
ゲルクッションの使い心地が気に入った方には、シートのカスタムもおすすめ。ゲル素材をシートに埋め込んでくれる専門店もあるので、「見た目を損なわずに快適性を向上させたい」という方には最適な選択肢です。
最後に
「もっと早く使っていればよかった」と心底思ったアイテムのひとつが、ゲルクッションでした。
腰痛に悩んでいる方、長距離をもっと快適に楽しみたい方は、ぜひ一度試してみてください。
手が痺れる人へ:耐震グリップ&バーエンドの効果|手の痺れを軽減する快適装備
長距離ツーリングのあと、右手の手首にだるさや痺れを感じたことはありませんか? こうした症状は、ハンドルから伝わる微細な振動が原因のひとつとされています。
バーエンドの役割:振動を抑える小さな重量装備
バーエンドは、ハンドルの両端に取り付けられる金属製パーツで、単なるドレスアップパーツではありません。 実は、走行中にハンドルから伝わる微振動を吸収する働きがあり、手の痺れや疲労を軽減する実用的なパーツなのです。
特に純正よりも重量のあるバーエンドに交換すると、振動がより抑えられ、長距離走行時の快適性が向上します。
グリップの見直しも効果的
同時に、ゲル素材を内蔵したグリップや、滑り止め付きのグリップに交換することで、手にかかる振動と負担をさらに減らすことができます。
バーエンドとグリップの組み合わせで、手の痺れに悩まない快適なツーリングを実現しましょう
スロットルアシスト(簡易タイプ)で右手の自由を
長距離ツーリングの最大の敵のひとつが、右手の疲労ではないでしょうか?
高速道路や信号の少ない道で、「ちょっとだけ右手を休めたい」と思ったことは、ライダーなら誰しも一度はあるはずです。そんなときに役立つのが「スロットルアシスト」です。
CB1100EXに装着したスロットルアシスト
私の愛車CB1100EXには純正のクルーズコントロール機能がありませんが、社外品のスロットルアシストを導入することで、右手の負担を軽減できるようになりました。(前の愛車Bonneville T120の時に購入しました。)
「右手の握力が限界かも…」と感じるタイミングで、軽くアクセルをロックしてくれるこの機構は、長距離走行時の救世主です。
価格帯は1,000円〜2,000円程度とリーズナブルで、導入のハードルも低めです。
使用上の注意点
とはいえ、使い始めは注意が必要です。
私自身、慣れるまでは何度か「ヒヤッ」とする場面がありました。疲労で注意力が落ちているときには危険も伴います。そのため、私は高速道路で流れに乗って「トコトコ」走るようなときに限定して使用しています。
また、急な減速や登坂ではすぐに解除が必要になるため、あくまで“補助装置”としての位置づけで使う意識が重要です。
簡易クルーズコントロールやスロットルアシストは、慣れが必要ではあるものの、上手く使えば「もう一歩遠くへ行ける」頼もしいアイテムです。
右手の疲労が気になる方や、より快適にツーリングを楽しみたい方には、ぜひ一度試してみることをおすすめします。
長距離で効く“体幹サポーター”の意外な快適効果
体幹サポーター、意外と見落とされがちですが、これは効きます。
特に腹圧をサポートしてくれるタイプの腰ベルトや腹部サポーターは、姿勢の安定と疲労感の軽減に貢献してくれます。
「疲れると前かがみになる→肩や腰が痛くなる」この悪循環を防ぐには、体幹の補助が有効です。
私自身、年齢とともに姿勢の崩れを感じていたのですが、体幹サポーターを着けるようになってからは、ツーリング終盤でも背筋を伸ばして走れるようになりました。
夏場は蒸れが気になりますが、最近はメッシュ素材で通気性の良い製品も登場しています。
「見えないところの快適装備」、これが実は一番効くのかもしれません。
私は腰が悪いので腰の調子が悪いときは近場の時はこれを使っています。
遠出の時はこっちを使っています。仰々しいけど予防効果が高いです。
疲労を数段階軽減する「遮熱アンダーウェア」の実力
最後に紹介するのが「遮熱アンダーウェア」。
これは夏場の装備と思われがちですが、春秋にも効果的です。
太陽光を反射する特殊素材でできており、ジャケットの下に1枚着るだけで「体温の上がり方」が全然違います。
「こんなに違うのか…」と実感したのは、真夏の信号待ち。
エンジンの熱と直射日光で蒸し焼き状態になりかけたとき、このインナーがあったおかげでなんとか耐えられました。
逆に汗が溜まって体が冷えるのを防ぐ効果もあり、疲労感の蓄積を抑えてくれます。
やや高価なものもありますが、毎年のツーリングを快適にする投資としては十分価値があります。
「快適=涼しい」ではなく、「快適=疲れにくい環境をつくる」こと。
そのサポート役として遮熱インナーはかなり優秀です。
前はこだわって結構高いのを購入していましたが、ワークマンとか低価格で優秀なので最近はこのくらいの価格帯のUVカットで冷感のやつを購入しています。
【季節別】気温対策は装備で変わる!夏・冬・春秋のリアル快適装備
ツーリングの快適さは、気温対策の工夫によって大きく左右されます。
「季節ごとの装備が面倒」と感じるかもしれませんが、実はそれが快適さと安全性を同時に高める一番の近道。
私自身も、真夏や真冬の装備を見直したことで、長時間のツーリングがグッと楽しくなりました。
ここでは、夏・冬・春秋、それぞれの気温に合わせた装備の選び方と、実際に試して効果を感じたアイテムをご紹介します。
夏:ネッククーラー&冷感ウェアで熱中症対策【体験談あり】
夏のツーリングで最も怖いのは、やはり「熱中症」です。
日差しを浴び続けるライダーにとって、適切な装備が命綱になります。
おすすめは、首元を冷やすネッククーラーと、汗をすばやく吸収・拡散してくれる冷感インナーウェアの組み合わせです。
私が猛暑の7月に千葉の館山まで日帰りツーリングをした際、ネッククーラーを凍らせて持参しました。
途中のサービスエリアで交換するだけで、首筋がスーッと冷えて頭が冴える感覚に。
ただし、効果はあくまで一時的なもの。長時間の持続力はなく、真夏のツーリング全体を乗り切れるアイテムではありません。あくまで「無いよりマシ」程度にとらえ、過信せず他の熱中症対策と組み合わせて使うのが現実的です。
冷感インナーはユニクロやワークマンにも手頃な価格帯があり、汗でベタつく不快感をかなり軽減してくれます。
特に注意したいのは、汗を吸ってもすぐ乾く素材を選ぶこと。
コットン100%はかえって不快感を増すので、ポリエステル系の機能素材が◎です。
夏の装備は「とにかく蒸れを防ぎ、体温を下げる」が基本。
装備次第で、同じルートでも体の疲れがまったく変わってくることを実感しました。
購入したのは少し違う商品ですがこんな感じの商品です。保冷バックに入れてれば少しは冷たさの持ちが良いですが、半日は持たないです。
冬:電熱グローブ・電熱インナーはもはや“義務”です
冬のツーリング装備において、「電熱グッズ」は今や定番を超えて“義務”といっても過言ではありません。
特に電熱グローブは指先の冷えを防ぐ効果が絶大で、安全運転にも直結します。
私は以前、電熱グローブなしで初詣ツーリングに出かけ、帰り道で指がかじかんでクラッチ操作がつらかったことがあります。
それ以来、冬は電熱グローブと電熱インナーの二刀流が欠かせません。
電熱グローブの選び方で意識しているのは以下のポイントです。
- 発熱エリアの広さ:指先までしっかりカバーしているか
- バッテリーの持続時間:最低でも5〜6時間は欲しい
- 防水性・防風性:寒風や雪にさらされても安心できる設計か
同様に、電熱インナー(ジャケットやパンツ)も導入することで、朝夕の冷え込みも怖くなくなります。
「電熱グッズって高いんじゃ?」と思われるかもしれませんが、1〜2万円台で手に入る製品も多く、何より“身体の快適さ”という見返りを考えると十分な投資価値があると感じています。
私が使用しているのはこのタイプの古いやつですが、温度を上げると使用時間が持たないので予備のバッテリーが必須になります。温度を下げれば使用時間が長くなるけど微妙な感じなので朝、と夕方の寒い時間帯に使うようにしています。
私が使用しているのはこのタイプの古いやつですが、バッテリーが専用でないので使いやすいです。また、バッテリーが切れても着ていれば普通にあったかいので冬は中に着ていることが多いです。値段の割には使いやすくお勧めです。
春・秋:油断しがち!レイヤリングと携帯防寒アイテムの選び方
春と秋はツーリングに最適なシーズンといわれますが、実は気温差が激しく、油断すると寒さに負けることも。
この時期は「重ね着=レイヤリング」が快適さのカギです。
私が普段使っているレイヤリングの基本は以下の3層構造です。
- ベースレイヤー(インナー):汗を吸って乾かす役割(冷感 or 吸湿速乾素材)
- ミドルレイヤー(保温層):温度調整のためのフリースや中綿ベスト
- アウター(防風・防雨):ウインドブレーカーやレインウェア兼用
これに加えて、コンパクトに収納できる携帯用ダウンジャケットやネックウォーマーをタンクバッグに入れておくと、急な冷え込みにも対応できます。
「昼間はポカポカだったのに、山に入った途端に寒くなった…」なんて経験、誰しもあるのではないでしょうか。
春秋の装備選びは“脱ぎ着のしやすさ”と“携帯性”がキモです。
実際に、私は100均の圧縮袋にダウンジャケットを入れて常備していますが、軽くて嵩張らず重宝しています。
季節の変わり目こそ、準備の差がツーリングの快適さを左右する場面です。
私が朝夕寒暖差が大きい時期に使用しているのはこんな感じの薄手のダウンジャケットで温度調整しています。収納袋でコンパクトになれば荷物になりません。
記事が長くなりましたので分けました。
