CB400FOURは、1980年代を代表する名車であり、今もなお多くのバイクファンに愛され続けています。旧車としての魅力を持ちながら、復刻版やカスタムの楽しみも提供してくれるこのバイクの魅力を、CB400FOURとCB400Fの違いやヨシムラによるカスタムの事例、スペックを交えて詳しくご紹介します。さらに、専門店でのカスタムや中古市場での選び方についても解説し、CB400FOURをより深く理解できる内容となっています。
CB400FOURの魅力完全ガイド:旧車から復刻版まで、カスタム&スペック解説
CB400FOURとは?旧車の魅力を再発見

1974年に登場したホンダCB400FOURは、空冷直列4気筒エンジンと美しい集合マフラーを特徴とする名車です。特に“ヨンフォア”の愛称で親しまれ、登場以来そのスタイリッシュな佇まいと存在感は、今もなお多くのバイクファンの心を捉え続けています。
当時の日本国内では、400ccクラスに4気筒エンジンを搭載すること自体が非常に珍しく、ホンダの技術力の高さを象徴する1台としても語り継がれています。低く構えたシルエットとメッキパーツの輝き、そしてカーブを描くように造形された集合マフラーは、機能美と芸術性を兼ね備えた意匠といえるでしょう。
時代を感じさせないスリムな車体、繊細でクラシカルなメーター周り、そしてタンクからテールまで流れるような美しいデザインは、まさに“走る芸術品”。現代のバイクでは味わえない独特の鼓動感と手応えのある操作感が、旧車好きにはたまらない魅力となっています。
CB400FOURとCB400Fの違い:進化を辿る

CB400FOURは初期型(398cc)と後期型(408cc)が存在し、モデル名としてはCB400Fと記載されることもあります。一般的に“ヨンフォア”と呼ばれるのは、398ccの初期型を指すことが多く、そのクラシカルな雰囲気や軽快なフィーリングが多くのファンに評価されています。
外見上の違いは少ないものの、エンジン内部ではクランクシャフトやカムシャフトの構造に微妙な違いがあり、回転特性やフィーリングに影響を与えています。また、フレーム剛性の調整やマフラーの取り回しにも若干の改良が加えられており、年式ごとの個体差も含めて奥深い魅力を持っています。
さらに、当時の排出ガス規制や騒音基準の変化に対応するため、後期型では点火系やキャブレターセッティングにもマイナーチェンジが施されました。こうした細かな進化の積み重ねが、コレクターたちの研究心をくすぐり、熱狂的な支持につながっています。
塗装色のバリエーションやエンブレムの形状、ウインカーやテールランプといった外装パーツにも変遷が見られ、そうした細部の違いに着目することで、より深くCB400FOURの世界を楽しむことができます。
ヨシムラカスタムでさらに輝く!CB400FOURのカスタム事例紹介
CB400FOURといえば、ヨシムラの集合マフラー。独特の排気音とスタイリッシュなルックスは、当時から今に至るまで多くのファンに支持されています。特に“手曲げ”と呼ばれる製法によるマフラーは、アートピースとしての価値も高く、見た目にも走りにも強烈な個性を加えてくれます。
カスタム事例としては、オリジナルの雰囲気を損なわず、現代の走行性能にマッチするように手を加えるスタイルが人気です。例えば、強化クラッチや現代タイヤへの交換、ブレーキキャリパーのアップグレードといったライトカスタムが主流。一方で、フレームから再構築するフルカスタムも存在し、まるで現代バイクのような仕上がりを見せる個体もあります。
セミレストアやフルレストアを経て新車のように仕上げられた車両も多数存在し、それぞれのオーナーが“自分だけのヨンフォア”を表現するキャンバスとして楽しんでいます。カスタムはもちろん、パーツの選定や塗装の再現にまでこだわることで、CB400FOURはさらに輝きを増し続けています。
CB400FOURのスペック詳細:性能と歴史を徹底解析

- エンジン形式:空冷4ストロークDOHC直列4気筒
- 排気量:398cc(初期型)/ 408cc(後期型)
- 最高出力:約37ps/8,500rpm
- 最大トルク:約3.2kg-m/7,500rpm
- 乾燥重量:約185kg
- トランスミッション:6速リターン
- 燃料供給方式:キャブレター
- タンク容量:約14リットル
このモデルは、当時としては非常に革新的なスペックを持ち、特に6速ミッションの搭載はスポーツ性を強く意識した設計といえます。コンパクトなボディと軽量な構造により、街乗りから峠道まで軽快なハンドリングを実現。加えて、上質なスロットルレスポンスと吹け上がりの良さは、ライダーにダイレクトな走行感覚を提供します。
スペックだけを見ると現代の400ccクラスに比べて控えめに映るかもしれませんが、その軽快なハンドリングとレスポンスは今も十分通用します。特にツーリング時に感じられるトルクの粘りや、街中での取り回しの良さは、多くの現行車にはない味わいを持っています。走りを楽しむには“ちょうどいい”バランスが、この車両にはあります。
専門店でのカスタム&メンテナンス:CB400FOURを長く楽しむために

旧車であるCB400FOURを維持するには、専門店での定期的な点検とメンテナンスが不可欠です。エンジンのオーバーホールや電装系の見直しなど、細やかな整備が求められます。また、キャブレターの同調やポイント調整といった作業も、性能を引き出すうえで非常に重要です。
信頼できる旧車専門店では、純正部品の再生やカスタムパーツの取り付けも含め、オーナーの希望に寄り添った対応が可能です。特に長期所有を見据えた場合、予防整備やリフレッシュメニューを提案してくれる店舗を選ぶことが、愛車との長い付き合いに繋がります。
レストアの相談から日常メンテナンスまで、末永く付き合えるお店を見つけることが、ヨンフォアとの楽しい時間を支える鍵となります。また、全国にはCB400FOURに特化した名店も存在し、オーナー同士の情報交換やイベント参加を通じて、さらに深いバイクライフを築くことも可能です。
CB400FOURの中古市場:購入の際のポイントと注意点

近年、CB400FOURの中古市場は高騰傾向にあり、状態の良い個体は数百万円を超えることもあります。特にフルオリジナルの状態を保った車両や、有名ショップによって丁寧にレストアされた個体は、希少価値が高く高額取引の対象となっています。
購入時には以下の点に注意が必要です。
- エンジンやフレームの状態(修復歴、サビ、異音の有無)
- 純正部品の有無(改造歴、オリジナル再現度)
- メンテナンス履歴の有無(いつ・どのような整備が行われたか)
- 書類の整備状況(車検証・整備記録簿・譲渡証明書など)
また、レストア済みと記載されていても、実際には外装だけが綺麗にされていて内部に問題を抱えているケースもあるため、外観だけで判断しないことが大切です。現車確認の際には、できるだけ整備士の立ち合いや第三者のチェックを受けることをおすすめします。
信頼できるショップで実車を確認し、可能であれば試乗することが理想です。さらに、部品供給の状況やアフターサービスの有無も確認しておくと安心です。購入後の維持費(オイル、パーツ、保険、ガレージ保管など)も考慮に入れ、しっかりと長期的なプランを立てることが重要です。
復刻版CB400FOURの魅力と違い:現代の技術が光る

1997年に登場した復刻版CB400FOUR(NC36)は、オリジナルのスタイルを継承しつつ、現代の技術で快適性と安全性をアップグレードしたモデルです。発売当初は、オリジナルファンからは賛否が分かれたものの、今では新旧のファン層をつなぐ存在として高く評価されています。
- 水冷エンジン搭載(NC36型)
- インジェクション採用
- 高剛性フレーム&モダンな足回り
- フルデジタルメーターやセル始動機能など、快適装備も充実
クラシカルなデザインに最新技術を融合したNC36は、初心者にも扱いやすく、日常使用にも適したモデルとして人気を集めました。また、燃費性能やメンテナンス性の高さも魅力で、通勤・通学からツーリングまで幅広く活躍する万能モデルといえるでしょう。
まとめ|CB400FOURは「走る芸術品」――旧車も復刻版も、その価値は色褪せない

CB400FOURは、ただの旧車ではありません。時代を超えて愛され続ける理由には、その美しいデザイン、ライダーとの一体感を生むフィーリング、そして自由度の高いカスタム文化といった多彩な魅力があります。ヨンフォアは、バイクという存在の原点に立ち返らせてくれる特別な一台といえるでしょう。
旧車でありながらも、その性能や存在感は現代のバイクにも引けを取りません。多くのオーナーが愛情を注ぎながら整備・カスタムを行い、それぞれの個性を表現しています。また、イベントやミーティングを通じて世代や地域を超えた交流が生まれているのも、CB400FOURならではの魅力です。
復刻版CB400FOUR(NC36)を含めて、伝統と革新のバランスが絶妙に取れたこのモデルは、まさに“走る芸術品”。ただ所有するだけでなく、走らせ、眺め、語ることで価値を育てていけるバイクです。あなたもぜひ、この名車が持つ深い魅力に触れ、あなただけのバイクライフを始めてみてください。
